乳腺腫瘍

犬疫学

犬の乳腺腫瘍の良性・悪性の割合は

半分は良性。半分は悪性です。

悪性の半分は悪い。あと半分はそれぼど悪くない。 乳腺腫瘍の75%は転移しないので手術でなおる。25%は抗癌剤を含めた、きちんとした処置が必要です。

絶対に手術しかありませんか。

 残念ながら犬の場合は内科療法で腫瘍が消えたと言う報告はありません。腫瘍があってなんでも全部とると言うのではなく。レントゲン、血液検査、細胞診・触診・疫学からTNM分類を行い。すぐに手術すべきか、待てるものか、手遅れかを判断します。 獣医師は最小限の回数の手術でおさまるように考えて行動します。

TNM分類

T 大きさの略

乳腺腫瘍はボリームレペンデングに比例。WHOできまっている。 例外として炎症性乳癌がある。     T1 3cm以下   T2 3-5cm   T3 5cm以上   T4 大きさ無関係、炎症性乳癌  

N 付属リンパ節への転移 

N0 異常なし  

N1 患側リンパ節浸潤                                      

N2 両測リンパ浸潤  a・非固着型 b・固着型(+)・細胞浸潤あり (-)・細胞浸潤なし

M 遠隔転移の有無。

M0・遠隔転移(-)                                        

M1・遠隔転移(+)   

主に肺転移。5%は骨転移。脚はれる。

以上TNM分類によりSTAGE分けを行い、手術をすべきかどうかを判断する。               

   T  生存12ヶ月 転移率 
STAGE 1 0(-)、1a(-)、1b(-) 0  92%   9%
STAGE  0 1(+)  0  85%  23%
  1 1(+)       
  2 2  0(+)、1(+)      
STAGE。 3 0-2    0  85%  23%
  0-4 1b 2b         
STAGE「 0-4 0-2

0

 

20% 100%

卵巣はとるべきか。

 1歳以内に子宮卵巣を摘出すると。乳腺腫瘍は殆どおこりません。しかしそれ以後ならおこることもあります。 避妊手術の時期が初回発情前だと乳腺腫瘍のかかる率は0.05%、1-2回発情したあとは8%、2回目発情以後26% の発生がある。3-4歳以後では意味はあまり意味はありません。 卵巣の有無 1.再発 転移の可能性高い 2.性周期が存続している。 3.発情と腫りゅうの増大が有無。                

平均年齢は

7歳です。

どんな腫瘍形態をとりますか

良性⇒腺腫60% 良性混合20% その他20%

悪性⇒腺癌75% 上皮 非上皮20% 骨肉腫 繊維肉腫 5%

好発犬種は

 日本ではマルチーズ、ヨーキー、シ ーズー小型犬に多い。

悪性の乳癌はどのような病気の犬に多いですか。

 乳腺障害のある犬は9倍、良性乳腺腫瘍に犬は3倍乳癌にかかりやすい。肥満犬、発情周期異常に多い。 避妊手術の時期が初回発情前だと乳腺腫瘍のかかる率は0.05%、1-2回発情したあとは8%、2回目発情以後26% の発生がある。3-4歳以後では意味はあまり意味はありません。

診断指針として 触診の注意点は

良性                                              

腫瘍の大きさが3cm以下で大きさかわない腫瘍。リンパ転移、遠隔転移なし。リンパ節増大傾向の場合は1ヶ月後来院してもらう。但し良性乳腺腫瘍に犬は3倍乳癌にかかりやすい。今はよくても将来悪性にかわることはよくあります。小さいうちに手術してしまうことも、一つの方法です。

悪性

触診所見 3-4年前から徐々に大きくなっている。 自壊ある。悪性でゆっくりおおきくなるのは混合良性腫瘍、 つぶつぶ念珠用は腺癌のとが多い。 

                               

1.増大傾向 数ヶ月で二倍 2.自壊・皮膚病変 3.触診所見・浸潤性 4.所属リンパ節所見・固さ、大きさ、固着 TMN分類 5.針生検

 

細胞診断精度               

細胞診 組織診断  精度
良性 悪性 22-36%
悪性 良性  7%

レントゲンの肺転移

正診率  87%
陽性誤診率  2%
陰性誤診率  36%
Φ4mm以下 48%

細胞診 炎症をしずめる。他の細胞腫。わるいもの意外は意味なし。最初抗性剤をいれて炎症をおさえる。 おさえてから手術をする。

肺転移後の生存率

   砲弾状  粟粒状
孤立性   3-6ヶ月 2-3ヶ月
多発性 2-3ヶ月   1-2ヶ月
  癌性胸膜炎    2-3週

高カルシウム血症 

手術すれば高カルシウム血症はよくなる。 高カルシウム血症処置法

@0.9%NaCl 40ml/kg 細胞外液増加 GFR増加 Ca Na排泄増加

Aフロセミド 5mg/kg iv ヘンレ係蹄上行脚でCa吸収低下

Bプレドニゾロン 1mg/kg bid 腸管 骨からCa吸収低下

Cカルシトニン 4U/kg iv 破骨細胞活性低下。

肛門嚢アポクリン腺癌(25%) 胸腺腫(25-50%) 多発性骨髄腫(20%) 悪性リンパ腫 縦隔型(15%) 多中心(5%)

予後

発生部位・個数マ無関係 大きさマ<3cm 良性 ホルモン受容体マ(+)は良性。人とはちがう。犬はホルモン療法は必要ない。 炎症性乳癌マ悪 3、4で血管分布かわる。外複写筋を乳腺側に何部組織につけてはがす。 そけいりんぱ節 こうせい 栄養血管 乳腺組織をしっかりゆくこと。

                          

  エストロジャン受容体 プロジャステロン受容体 
犬  50-53%  44%
10% 小量

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