兎の赤い尿について

オーナーさんの中には飼育している兎が赤い尿をするとびっくりして、来院される方もいますが、 治療が必要な場合もあれば、全く不必要な場合もありますのでその違いを述べます。

本来兎は正常でも有色尿をだす動物です。赤くなったり、白く濁ったりする尿をしても正常な場合もあります。

また逆に透明のきれいな尿は異常です。


兎の正常尿

このように多少濁っています。
遠心分離すると、砂粒の成分が沈渣になる。

 


赤い尿をした場合どうすれば病的か生理的かを区別できるかを説明します。

本院でペットホテル中にした兔の赤い尿。症例によつてはもう少し赤い尿もします。

 

 

薬局で人用の尿検査用のペーパーを購入します。使用法はみなさん健康診断でおのなったご経験がありますので、おわかりとおもいますが、採取した尿をペーパーのかけ、指定された時間みるだけです。正常値は人と同様に考えて頂いてかまいませんが、尿のpHは人は6.5ですが、兎は草食獣のため正常でもpHは7.5を示します。

潜血と記載のあるところに赤い尿をかけて、指定された時間様子をみます。赤い尿をかけて潜血の色が変わらなければ、これは治療対象外です。

この症例は陰性です。よって無処置です。

  なぜ赤い尿をするのか、原因はわかっていませんが、ポルフィリン尿といはれてます。食事やストレスででると言う説があります。本院でも長期の入院やペットホテル、遠距離からの来院時に見られることが多く感じます。

 


尿の潜血(+)のとき考えられる疾患

子宮癌・子宮過形成(雌のみ)
膀胱結石
 

その他 膀胱炎、腎疾患、中毒などを鑑別診断しなければなりません。

潜血(+)のときは早く兔を診療している動物病院につれていって下さい。

 


白い尿の場合

 うさぎはCaの代謝がユニークです。私たち人や犬は最終的には胆嚢から便中に排泄されます。兔はCaは腎臓から膀胱を経由して尿中に排泄されます。ですから白い尿をだすことが有る訳です。一般 的には無処置でよくなることが多いですが、まれに膀胱結石(兔は殆どCa結石)があることもあります。白く濁った尿が続く場合食べ物で、Ca成分の多い野菜、嗜好品はさけるようにして下さい。必要に応じて動物病院にご相談下さい。


透明な尿の場合

兔の尿は多少濁っているのが普通です。透明な尿が長く続く場合は食欲をよくみて下さい。食欲がないようなら動物病院にご相談下さい。

 

odagawa animal hospital 

TEL 044-900-8588

AM9:00-12:30 PM4:00-8:00(日、祝6:00) 休診 木曜日


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